混成競技の追風参考記録
2010年のシーズンより、混成競技の公認の条件のルールが改正になりました。
風速を計測する必要がある種目の平均風速が追風2.0m/sを超えた場合のみ「追風参考記録」となります。
例えば、女子7種競技では、「100mH、200m、走り幅跳び」の3種目において、風速を計測することがルール化されています。
この3種目の風速を合計し、3で割ります。
仮に「+2.0m/s、+1.5m/s、+2.7m/s」ならば、合計すると「6.2」平均すると「2.06666..」になります。
風速は常に小数点以下1桁に繰り上げるというルールですので、「+2.1m/s」となり2mを超えるので参考記録扱いとなります。
中学男子の4種競技は110mHのみが風速計測種目になるので、110mHが追風参考記録になると4種競技も追風参考記録になることになります。
昨年までは「平均風速が2mを超え、かつ最高風速が4mを超えた場合」というルールでしたので、ルール的に厳しくなったことになります。
また以前は「平均風速」というルールが存在せず、「最高風速が4mを超えた場合」というルールでした。
このルールはあくまでも混成競技に対してのルールですので、各種目に対しては種目毎のルールに従います。
混成競技の記録が追風参考記録となっても、各種目の風速が2mを超えていなければ、その記録が追風参考記録になるわけではありません。
同様に混成競技の記録が参考記録でなくても、各種目の風速が2mを超えていれば、その種目の記録は追風参考記録です。
アスリートランキングドットコムでは今年のこのルール改正にもシーズン前から対応しています。
また平均2mを超えない範囲で走り幅跳びのセカンド記録以下の風速から参考記録とならない合計得点を自動計算する仕組みも備わっています。
(2010.05.04)
(2014.06.13追記)